醍醐エコロジー村の炭焼き窯を借りて2トンの木材を焼きます。
昨年はコロナのためできなかったのですが、今年は5月の連休を利用して、大勢が集まり賑やかに作業をしました。
メインの舞台、醍醐エコロジー村にいくつかある炭焼き窯の一つです。

2022年4月29日(金、祝日) 木材の運搬
里山の活動の中で準備した木材。

2トン以上あるのでトラックへ積むのも一苦労。

醍醐エコロジー村へ到着。
荷下ろしは力自慢の手伝いが。

炭焼き窯は川の向こう側ですので、ゴンドラに乗せて運びます。

人間は渓流を渡ります。子どもたちの遊べる気持ちのいい渓流です。

窯の前です。

2022年4月30日(土) 立て込み
窯の中に材を立てていきます。
窯の中が広いときは二人が入って、外から材を手渡す、という連係プレイ。
ランタンで手元を照らしてます。

だんだん入口近くまで積みあがってます。
中腰でつらいですが、交代しながらなので楽しく作業ができました。

窯の中の天井部分や隙間には小さい木材を詰めていきます。

一杯になりました。

レンガと粘土で口を閉じて、焚口を作ります。

粘土で隙間を塞ぎ、焚口の出来上がり。


2022年5月1日(日) 点火と温度調整
いよいよ点火。

燃え方の調整。

ゆっくりと温度を上げ3~4日かけて焼きます。この間、夜も温度の管理を続けます。
煙突から出る煙には木酢液が含まれているので、ポリタンクに溜めていきます。
始めは水分が多く、だんだんとタール分などが増えていくとのこと。

2022年5月5日(木)
温度や煙の状況を慎重にチェックしながら、窯止めのタイミングを計ります。
当初は5月3日の窯止めを予定していましたが、温度の上がり方などから5日の窯止めとなりました。
火を消した後は10日間窯の冷えるのを待ちます。
できあがりはどうなっているでしょう?楽しみです。
炭の取り出し作業は《炭焼き(その2)》に続きます。
(炭焼き豆知識)
試験管で炭焼きの実験をしたことがありますか?
酸素のほどんどない状況で木に熱を加える(乾留)と炭や木ガスなどができます。
次の動画をどうぞ。
【試験管で木炭作り!】
試験管の実験では外側から熱を加えましたが、実際の炭焼き窯では中の木を燃やして熱を出します。空気穴近くの木は燃えますが、そこで酸素を全部使ってしまうように調節して、窯の奥は酸素が無くて温度が高い状態を作ります。そのため、空気穴の調節が大事です。
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